
「オール電化にしたら、なんだか電気代が思ってる以上に高い気がする…」
そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、オール電化住宅は、選ぶ電気料金プランによって電気代が大きく変わるんです。
同じオール電化でも、
- 夜間にたくさん電気を使う家庭
- 昼間に在宅が多く、日中の電気使用が多い家庭
など、暮らし方によっておトクなプランは違います。
このガイドでは、
- オール電化向け電気料金プランの仕組み
- 電力会社ごとの特徴比較
- ライフスタイル別のおすすめプラン
をわかりやすく解説します。
あなたの家庭にぴったりのプランを選んで、ムダなく電気代を節約しましょう!
オール電化の料金プランはここが違う!

「オール電化にすると、電気料金の仕組みもちょっと変わるらしいけど…結局どう違うの?」
そんな疑問を持っている方に向けて、ここではオール電化プランと通常プランの違いをわかりやすく整理していきます。イメージしやすいように解説していくので、ぜひ気軽に読み進めてみてくださいね!
通常プランとの違いとは?
オール電化向けのプランは、電気を使う時間帯で料金が変わるのが特徴ですが、実はそれだけじゃありません。
基本料金や電力量料金の仕組みそのものが、通常のプランとはけっこう違うんです。
まず通常プランでは、基本料金が「契約アンペア数」に応じて決まっていて、電気の使い方にかかわらず一定額が毎月かかります。さらに、使った電力量に応じて料金単価が段階的に上がっていくのが一般的です。
一方、オール電化プランでは、調理・給湯・暖房などもすべて電気でまかなう前提なので、電力量料金がやや割高に設定されているケースもあります。でもそのぶん、夜間料金の割引やプラン全体の設計が工夫されているため、家庭によってはトータルで節約につながることもあります。
さらに、燃料費調整額や時間帯別料金の扱いにも違いがあります。
通常プランでは燃料費の変動に応じて自動的に調整額が加算されるのに対し、オール電化プランでは契約プランによっては適用の仕方が異なることがあります。
そして大きなポイントが「時間帯別料金」。
オール電化プランでは、特定の時間帯(主に夜間)に電気を使うと、グッと安い料金で使えるように設計されているんです。
通常プランとオール電化プランの違いまとめ
- 基本料金の仕組み
→ 通常プラン:契約アンペア数で決まる
→ オール電化プラン:契約容量で決まる or アンペア契約なし - 電気代の計算方法
→ 通常プラン:使った分だけ段階的に単価が上がる
→ オール電化プラン:昼間は高く、夜間は安い(時間帯で単価が変わる) - 燃料費調整額
→ 基本はどちらのプランも加算されるが、プランによって異なる場合もある - おすすめな家庭
→ 通常プラン:電気の使用量が少ない or 昼間によく使う家庭
→ オール電化プラン:夜間に電気を多く使う or オール電化住宅の家庭
エコキュートで深夜にお湯を沸かしたり、夜間に蓄熱式暖房を使ったりする家庭なら、オール電化プランの方が電気代をグッと抑えやすいんです。 夜間の割安な時間帯をうまく活用できるのが、オール電化プランの大きなメリットですね。
オール電化専用プランが用意されている理由
オール電化住宅って、お湯を沸かすのも、調理も、暖房も全部電気でまかないますよね。
つまり、普通の住宅よりも電気の使用量が多くなりがちなんです。
特に「エコキュート」などの給湯機は、深夜にまとめてお湯を沸かす設定になっていることが多いので、夜間の電気代が安いプランと相性抜群。
こうした使い方を前提に、電力会社が「オール電化専用プラン」を用意してくれているんですね。
時間帯別料金ってどういうこと?
オール電化向けプランの多くでは、時間帯によって電気の単価が変わる仕組みが採用されています。
たとえば、こんなイメージ
時間帯単価の目安 | 電力量料金単価(kWh) |
---|---|
夜間(午前1時〜午前6時) | 27.86円/kWh(安い) |
昼間(午前6時〜翌午前1時) | 35.76円/kWh(高め) |
このように、夜間に電気を使えば使うほどおトクになるように設計されているんです。
逆に、昼間に在宅していて電気をたくさん使う家庭だと、割高になってしまうケースもあるので、ライフスタイルとの相性がすごく大事になってきます。
- オール電化向けの料金プランは、「どの時間に電気を使うか」でおトク度が変わる仕組み
- 普通のプランとは設計思想が違うので、自分の生活パターンに合っているかどうかが重要
「じゃあ、なぜうちは電気代が高くなってるのか?」という疑問に答えていきます!
オール電化の電気代が高くなる原因とは?

オール電化住宅は、調理・お湯・冷暖房まで、すべて電気でまかなう暮らし。
そのため、どうしても電気の使用量が多くなりがちです。でも、特に電気代がかさみやすい家庭にはいくつか共通する特徴があります。
まずは、自分の家庭が当てはまっていないか、チェックしてみましょう!
電気使用量が多くなりやすい家庭の特徴
- 家族が多い or 在宅時間が長い
→ たとえば4人家族以上だと、エコキュートでお湯をたくさん沸かす必要があり、その分電力消費も増える
→ 冷蔵庫・洗濯機・エアコンなど、大型家電をフル稼働する時間が長い - 冬場に暖房をたくさん使う
→ 蓄熱暖房機やエアコン暖房をフル稼働すると、冬場の電気代は跳ね上がりがち
→ 気密性や断熱性が低い住宅だと、さらにエネルギー効率が悪化 - IHクッキングヒーターでの調理が多い
→ 調理+暖房+給湯が重なる冬場は、特に電気の消費量がかさみやすい - 時間帯を気にせず電気を使っている
→ 本来夜間の安い時間帯に使えばお得なのに、昼間にエコキュートを動かしたり、エアコンを日中メインで使ったりしていると、オール電化の強みを活かせず電気代が上がりがち - 省エネ対策が不十分
→ 古いエコキュートやエアコンを使っていたり、待機電力を気にせず使い続けている
→ 断熱性が低い住宅だと、暖房効率が悪くなり、さらに電気をムダに消費
電気料金プランとの関係は?
こうした家庭では、どんな電気料金プランを選んでも、そもそもの使用量が多いため電気代がかさみやすいんです。でも逆に、ライフスタイルに合った電気料金プランを選ぶことで、ムダなく節約できる可能性もあります。
夜間の安い時間帯をうまく活用できるプランに切り替えれば、 同じ使い方でも電気代を抑えられることがありますし、日中の電力消費が多いご家庭なら、昼間の料金もお得に使えるプランを選ぶことで、効率よく節約できることもあります!
要点まとめ
- オール電化家庭は給湯・調理・暖房の電力消費が大きい!
- 家族構成や生活スタイルによって電気代が変わりやすい!
- 夜間の安い時間帯を活用できていないと損をしやすい!
- 省エネ対策と電気料金プランの見直しが節約のカギ!
プランが生活スタイルに合っていないと損をする
オール電化住宅は、ライフスタイルと電気料金プランの相性がとても大事。
この相性が悪いと、本来なら抑えられるはずの電気代が、逆に高くついてしまうこともあるんです。
たとえば、
- 夜間の電気料金が安いプランなのに、実際は昼間に電気をたくさん使う生活をしている
- 昼間在宅でエアコンや家電をフル稼働しているのに、昼間の単価が高いプランを契約している
- そもそも今の生活リズムに合った電気料金プランを選んでいない
こんなケースだと、プランのメリットを活かせず、無駄に電気代がかかってしまうんです。
要点まとめ
- オール電化は生活リズムに合わせた電気料金プランの選択が超重要
- プランが合っていないと、気づかないうちに損をしている可能性大
- 昼間が多い?夜間が多い? 自分の家庭の使い方をまず見直そう
実際、オール電化家庭の電気代は地域や家族人数によっても差が大きいです。
・詳しい平均電気代はこちら
【世帯別】オール電化世帯の平均電気代はいくら?あなたの家庭と比較してみよう
契約内容(基本料金・容量)を放置していると危ない
オール電化住宅の電気代が高くなる原因のひとつに、契約内容が昔のままになっているケースもあります。
特に見落としがちなのが、基本料金や契約容量(kVAやアンペア)の設定です。
よくある「契約放置」で損しているパターン
- 家族構成が変わったのに、契約容量を変更していない
→ 昔は5人家族だったけど、今は子どもが独立して3人暮らし。それでも高めの容量契約のままで、基本料金が無駄にかかっている。 - オール電化導入時に、電力会社が推奨するままの容量を契約
→ 実際はそこまで使わなくても足りているのに、余裕を持った容量で契約したまま。 - 料金プラン自体を何年も見直していない
→ 電力自由化や新しいプランが登場しても、契約時のままで放置している。
電気料金プランは、基本料金の計算に契約容量がベースになる場合が多いので、
生活スタイルに合った容量設定にしておかないと、使わない分まで基本料金を支払うことになってしまいます。
要点まとめ
- 契約容量(kVAやアンペア)を見直さないと基本料金が無駄にかかる
- 家族構成や生活スタイルが変わったら、契約内容もチェックが必要
- 料金プランの見直しとセットで、容量契約も確認しよう
契約容量は、家庭ごとの使い方や家族人数に合わせて最適化するのが大切です。
具体的なアンペア数の目安はこちら
⇒うちに合うのは何アンペア?家族別オール電化の目安とは?
燃料費調整額や電源調達調整費の影響も忘れずに
気代が高くなる原因として、見落としがちなのが「燃料費調整額」や「電源調達調整費」といった上乗せ料金の存在です。これらは、燃料価格や電力市場の状況に応じて毎月変動する仕組みで、知らないうちに電気代が上がっていることもあります。
特に、オール電化のように電気をたくさん使う家庭ほど、この調整額の影響が大きくなるのが特徴です。
【燃料費調整額と電源調達調整費のちがい】
- 燃料費調整額:発電に使う燃料(LNG・石炭・原油など)の価格変動による調整
- 電源調達調整費:電力市場価格の高騰など、燃料以外のコスト要因も含めて調整される
最近では、燃料費調整額だけでなく、電源調達調整費も加わって電気代がさらに高くなるケースが増えています。
プランによって調整額の影響は違います!
電気料金プランによっては、これらの調整額がかからないプランや、市場価格に直接連動するプランもあります。(※このあたりは後半のプラン比較で詳しく解説します!)
要点まとめ
- 燃料費調整額+電源調達調整費の影響で電気代が上がることがある!
- 電気をたくさん使うオール電化家庭ほど影響が大きい!
- プランによって調整額の扱いが違うので、比較して選ぶのが大切!
調整額(燃料費調整額・電源調達調整費)は、電気代に大きく影響するポイントです。
・仕組みを詳しく知りたい方はこちら
⇒電源調達調整費の正体とは?電気代が高いのはなぜ?
オール電化の電気代が高くなる理由は、ライフスタイルやプランの選び方以外にも、見落としがちなポイントがたくさん。
・詳しくはこちら
⇒オール電化なのに電気代が高い?原因と見直しポイントをわかりやすく解説
【比較表】主要なオール電化向け料金プラン一覧
オール電化の電気料金プランは、料金の仕組みが電力会社ごとに違うだけでなく、大きく分けて「固定単価型」と「市場連動型」という2つのタイプがあります。
まずはこのプランタイプの違いをしっかり理解してから、各主要な電力会社のオール電化向けプランの特徴を比較表でチェックしていきましょう!
市場連動型と固定単価型の違い
オール電化向けプランには、大きく分けて「固定単価型」と「市場連動型」の2種類があり、この違いをしっかり理解しておくと、自分に合った電気料金プラン選びがグッとラクになります。
固定単価型・時間帯別プランとは?

- あらかじめ設定された料金単価で、昼間は高く、夜間は安いプランです。
- 価格変動がなく安定しているので、電気代が毎月だいたい同じくらいで安心できます。
- 特に、オール電化の家庭でよくある
→ 夜間にエコキュートでお湯を沸かす
→ 蓄熱暖房を使う
などのライフスタイルにぴったりです。
市場連動型プランとは?

既存の画像?これを使用?
- 市場連動型プランは、電力量料金がそのときの「電力市場の価格」に合わせて変動する仕組みです。
- ここでいう電力市場とは、電気が取引される場所のこと。
実は、私たちが契約している電力会社も、この市場から電気を仕入れているんです。
→ 市場では、毎日・30分ごとに電気の価格が決まっていて、需要と供給で変動しています。
たとえば
- 昼間の晴れた日は、太陽光発電がたくさん動くので電気が余る → 市場価格が安くなる
- 朝晩のピーク時間や発電量が少ないとき → 市場価格が高くなる
この市場の価格に合わせて、私たちが払う電気代も変わるのが市場連動型の特徴です。
最近のプランはこんな工夫も
- 多くの市場連動型プランでは、電気代が安い時間帯をスマホアプリで確認できる仕組みがあります。
- これを活用すれば、
→ 「今安いからエコキュートを動かそう」
→ 「高い時間帯は暖房を控えよう」
といった工夫ができて、電気代を賢く抑えられるんです!
タイプ | 向いている人 |
---|---|
固定単価型 | ・生活リズムが一定 ・価格変動は苦手、安心したい |
市場連動型 | ・電気を使う時間帯を調整できる ・多少の変動も楽しめる |
オール電化の家庭なら
- 夜間の安い時間帯を活用するなら固定単価型
- 日中に安くなる市場連動型も気になる…という人は、ライフスタイル次第で検討
こんなふうに考えると、選びやすいですね!
代表的な電力会社とその料金プラン
オール電化向けの電気料金プランは、電力会社によって料金体系やサービス内容が大きく異なります。
ここでは、代表的な電力会社のオール電化向けプランの特徴と、比較しやすいようにまとめた料金プラン比較表を紹介します。
自分のライフスタイルに合ったプラン選びの参考にしてくださいね!
各電力会社の特徴まとめ
- テキ東京電力
固定単価型・時間帯別のプラン。夜間(1時〜6時)の電力量料金が割安で、昼間は高め。夜間蓄熱式機器の使用が条件。 - 関西電力
夜間割引が大きい固定単価型・時間帯別プラン。電化機器の設置で5%割引あり。時期によってはキャンペーンも実施。 - Looopでんき
市場連動型プラン。電力量料金が30分ごとに市場価格に連動し、アプリで価格確認が可能。使い方次第で節約できるが、価格変動リスクもある。 - idemitsuでんき
固定単価型・時間帯別プラン。夜間料金が割安で、昼間は高め。ガソリン割引やEV特典など、車を持つ家庭に嬉しいサービスあり。 - リボンエナジー
市場連動型プラン。基本料金と燃料費調整額が0円。7つの割引(オール電化割引・EV割引など)が併用可能。最大5,000円キャッシュバック実施中。スト
オール電化向け料金プラン比較表
電力会社 | 料金タイプ | 特徴 |
---|---|---|
東京電力 | 固定単価型・時間帯別 | t夜間(1〜6時)が割安なオール電化向けプラン。日中は高め。夜間蓄熱式機器の使用が条件。 |
関西電力 | 固定単価型・時間帯別 | 夜間割引が大きいプランが豊富。電化機器設置で5%割引あり。キャンペーン特典あり(時期限定)。 |
Looopでんき | 市場連動型 | 電力量料金が30分ごとに市場価格に連動。アプリで価格確認&節約の工夫が可能。価格変動リスクもある。 |
idemitsuでんき | 固定単価型・時間帯別 | 夜間の電力量料金が割安。昼間は高めだが、価格が安定。ガソリン割引・EV特典など、車を持つ家庭向け。 |
リボンエナジー | 市場連動型 | 基本料金・燃料費調整額が0円。7つの割引併用可能(オール電化割引・EV割引など)。最大5,000円キャッシュバックあり。 |
ライフスタイル別|あなたに合う料金プランの選び方
オール電化向けプランは、ライフスタイルに合ったものを選ばないと、電気代がムダに高くなってしまうことがあります。ただし、それだけではなく、「電気代の安定を重視するか」「使い方次第で節約したいか」という考え方も大事なポイントです。
ここでは、ライフスタイル別に、最適なプランタイプ(安定 or 柔軟に節約)を紹介していきます。
ご自身の暮らしに当てはめながら、どのプランが自分に合うかチェックしてみましょう!
夜間に電気を多く使う家庭は【安定型プラン】が安心
こんな家庭
- 共働きで昼間は家を空けていて、夜に家電をフル活用する
- エコキュートで深夜にお湯を沸かしている
- 夜間に蓄熱暖房を使ったり、洗濯・食洗機を夜にまとめて回すことが多い
- 二世帯住宅で、夜間に複数世帯が電気を使う
- 夜型の生活リズムで、深夜帯にエアコンや照明を使う時間が長い
おすすめプラン
固定単価型・時間帯別プラン(東京電力・関西電力・idemitsuでんき)
→ 夜間の料金が割安で、毎月の電気代が安定。価格が変動しない安心感がポイント。
昼間も電気をよく使う家庭は【柔軟に節約型プラン】がおトク
こんな家庭
- 在宅ワークや日中も家にいることが多い
- 昼間にエアコンや家電をフル活用している
- 電気を使う時間帯を調整できる(家族で協力できる)
- 夜間中心だけど、使い方を工夫してもっと電気代を抑えたい
おすすめプラン
市場連動型プラン(Looopでんき・リボンエナジー)
→ 基本は固定単価型と同じ暮らし方でも、電気を使うタイミングを調整することで、より安くできる可能性があるのが魅力。
→ 昼間の太陽光発電が多い時間帯は市場価格が安くなりやすく、そのタイミングを活用すればさらにおトク
→ 価格変動リスクはあるけど、使い方次第で電気代をもっと抑えられる。
プランを選ぶときのチェックポイント
ここまでで、ライフスタイルに合ったプランの選び方はイメージできたでしょうか?
最後に、プラン選びをさらに最適化するためのチェックポイントを整理しておきましょう!
せっかく良いプランを選んでも、契約容量や基本料金がムダになっていると電気代は抑えられません。
ぜひ、このチェックリストで最終確認してみてくださいね。
契約容量(kVA・アンペア)を見直そう
電気料金の基本料金
- 契約容量(kVAやアンペア)によって決まる仕組みになっています。
これは、電力会社がどれだけの電気を同時に供給できるかを基に設定されており、
容量が大きいほど基本料金も高くなるのが一般的です。
アンペア契約とは?
- 家庭で使用する電力の最大電流量(アンペア数)を契約する制度です。
- たとえば、20A契約と30A契約では、30Aの方が基本料金が高く設定されています。
- この基本料金は、実際の使用量に関わらず毎月かかる固定費なので、
→ 契約容量が大きすぎると、それだけで電気代がムダに高くなる可能性があります。
容量を見直すべき家庭の例
- 以前より家族が減った(5人家族 → 3人家族)
- 新しい電化製品を導入していないのに容量契約が高め
- 契約時に電力会社に言われるがまま容量を決めたまま見直していない
ここを見直すメリット
- 生活スタイルに合わせてアンペア数を適正化することで、
→ 毎月の基本料金を抑えられるチャンスがあります。 - 逆に、電気使用量が増えた家庭(家族が増えた・電化製品が増えた)では、
→ 契約容量を上げることで、ブレーカー落ちを防ぐことも大切です。
ここを見直すメリット
- 生活スタイルに合わせてアンペア数を適正化することで、
→ 毎月の基本料金を抑えられるチャンスがあります。 - 逆に、電気使用量が増えた家庭(家族が増えた・電化製品が増えた)では、
→ 契約容量を上げることで、ブレーカー落ちを防ぐことも大切です。
基本料金をなるべく抑えたい家庭は?
電気代の基本料金は、契約容量(kVA・アンペア)だけでなく、選ぶ電気料金プランによっても変わります。
基本料金がかかるプランとかからないプラン
- 固定単価型・時間帯別プラン
→ 多くの場合、契約容量に応じた基本料金が発生します。
→ 容量の見直しが重要(→【H3-1】参照) - 市場連動型プラン
→ 電力会社によっては、基本料金が0円 or 低めに設定されているプランもあります。
→ たとえば、
リボンエナジー → 基本料金0円
Looopでんき → 基本料金あり(容量ごと)
こんな家庭は、基本料金を抑えるプランを検討しよう
- 電気使用量がそこまで多くない
- 家族が減った、電化製品が少ない家庭
- とにかく固定費を下げたい家庭
- 基本料金が低め or 0円の市場連動型プランも選択肢に入れてみましょう。
- 使用量が少ない月は、基本料金がない分だけ節約しやすくなります。
調整額(燃料費調整額・電源調達調整費)の影響も確認
電気料金は、基本料金+電力量料金だけじゃありません。
燃料費調整額や電源調達調整費といった調整額が上乗せされることがあるんです。
調整額って何?
- 燃料費調整額
発電に使う燃料(LNG・石炭・原油)の価格変動に合わせて、毎月の電気代が上下する仕組み。 - 電源調達調整費
燃料以外にも、電力市場価格や再エネコストなどを加味して、さらに調整される費用。
これらは、電気の使用量に応じて加算 or 減算されます。
だから、オール電化のように電気をたくさん使う家庭ほど影響が大きいんです。
プランによって調整額の扱いは違う
- 固定単価型・時間帯別プラン
→ 調整額が別途上乗せされるケースが多い。 - 市場連動型プラン
→ すでに市場価格に連動しているため、燃料費調整額や電源調達調整費がかからない or 仕組みが異なることが多い。
選ぶときのポイント
- 安定型プラン(固定単価型)でも
→ 調整額で電気代が変動する可能性がある。 - 市場連動型プランは、
→ 調整額の心配は少ないが、市場価格の変動に直結する。
最後は、調整額まで含めた料金の仕組みをしっかり確認して選びましょう!
よくある質問(FAQ)
最後に、オール電化向け料金プランについてよくある疑問をまとめました!
プラン選びで迷ったときや、細かい疑問が出たときの参考にしてみてくださいね。
Q1. オール電化向けプランは普通のプランと何が違うの?
A:
オール電化向けプランは、夜間の電力量料金が割安に設定されているのが大きな特徴です。
エコキュートや蓄熱暖房など、夜間に電気をたくさん使う暮らし方に合わせて作られているため、普通のプランより電気代を抑えやすくなっています!
Q2. 市場連動型プランって、電気代がすごく高くなることもある?
A:
市場価格に連動しているため、価格が高騰すると電気代が上がるリスクもあります。
ただし、最近はスマホアプリで価格を確認できたり、節約できるタイミングを狙いやすくなっているので、 電気を使う時間帯を調整できる家庭にはおすすめです。
Q3. うちの電気代が高いのは契約容量が原因かも?
A:
電気代が高い理由のひとつに、契約容量(kVA・アンペア)が今の暮らしに合っていない可能性があります。昔のままの契約容量を放置していると、基本料金がムダに高くなっているかもしれません。
契約内容を一度見直してみるのがおすすめです。
Q4. 燃料費調整額や電源調達調整費はどのくらい影響する?
A:
最近は、燃料費調整額や電源調達調整費がプラス(上乗せ)されるケースが多いです。
特にオール電化家庭は、電気使用量が多いので、調整額の影響が大きくなりがちです。プランによって調整額の有無や仕組みが違うので、選ぶときに確認するのが大切です。
Q5. どのプランがうちに合うのか、もっと詳しく相談したい場合は?
この記事で紹介したプランを詳しく見たい場合は、
各電力会社の公式サイトや、電力比較サービスのページも参考にしてみてください。
⇒オール電化のおすすめ電力会社は?人気プラン比較で電気代のムダをカット【2025年版】
まとめ|あなたに合ったオール電化向けプランで、ムダなく節約を!
オール電化家庭の電気代は、ライフスタイルや考え方に合ったプランを選ぶことで、グッと抑えられる可能性があります。
- 夜間中心の家庭なら、固定単価型・時間帯別プランで安定した料金が◎
- 日中も電気をよく使う家庭や、使い方を工夫したい家庭なら、市場連動型プランで柔軟に節約も!
さらに、
- 契約容量(kVA・アンペア)の見直し
- 調整額の仕組み確認
も忘れずにチェックして、あなたの家庭に最適なプラン選びをしていきましょう!


執筆者
小売電気アドバイザー
大山 泰正
小売電気アドバイザーの資格を持ち、電気の比較・情報サイト「エネべる」を運営しています。運営会社である株式会社enebellの代表取締役として、電力業界の最新情報や節約術に関する豊富な知識を提供。電力自由化や最適な電力プラン選びに関するアドバイスを分かりやすく解説しています。