燃料費調整額とは、電力を発電するために使われる燃料（石炭・LNG・原油など）の価格変動に応じて、電気料金が毎月自動的に調整される金額です。
燃料価格は世界情勢により日々変動しており、価格変動を電力料金に迅速に反映させるための制度として、燃料費調整額が存在しています。
燃料費調整額の概要
燃料費調整額とは、火力発電の燃料である「原油」「LMG(液化天然ガス)」「石炭」の価格変動を電気料金に迅速に反映するため設けられた制度です。
世界情勢によって燃料価格は常に変動しており、変動による電力会社の収入への影響から企業を守ることが目的で1996年1月に導入され、2008年の化石燃料価格の急激な高騰を受け2009年に制度が見直されました。
請求される燃料費調整額は3ヶ月間の平均燃料価格と基準燃料価格から算出した「燃料調整単価」に「電力使用量」を掛けることで決まります。
そのため、電力使用量が高い時期に調整単価が高騰すると家計に影響が非常に大きくなります。
なお、平均燃料価格と基準燃料価格は電力会社ごとに異なっており、同じ電気使用量でも電気料金が変わることがあります。
まとめ
- 燃料価格の価格変動を電気料金に反映するための制度
- 燃料調整額(円) = 燃料調整単価(円/kWh) × 電力使用量(kWh)
- 電力会社によって燃料調整単価は異なる
この記事は、電気料金プランに詳しいエネべる編集部が作成しています。
最新の電力会社の料金体系を基に情報を提供しています。
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